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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1809.08147
Clarke et al. (2018)
High resolution millimetre imaging of the CI Tau protoplanetary disc - a massive ensemble of protoplanets from 0.1 - 100 au
(CI Tau 原始惑星系円盤の高解像度ミリメートル撮像:0.1 - 100 au の重い原始惑星の集合)

概要

若い恒星 CI Tau (おうし座 CI 星) 周囲の円盤の高解像度ミリ波連続波撮像観測を行った.この系は,原始惑星系円盤の内部にホットジュピター候補天体があることが報告されている初めての系である.

この系は広がったミリメートル波での放射を持ち,13, 39, 100 au の半径にギャップが存在している.これらのギャップが,円盤中の重い惑星によって生成された可能性について議論する.従って既に発見報告があるホットジュピター候補を含めると,この系はわずか 200 万歳にして 4 つの巨大ガス惑星を持っている可能性がある.

新しく検出された惑星のうち 2 つは,有名な HL Tau (おうし座 HL 星) の原始惑星系円盤内に存在が示唆されている惑星と類似している.CI Tau の場合,追加の観測データにより系の特性のより完全な解析が可能になった.

ダストとガスの力学的モデリングは,得られている全ての観測的制約を満たし,この年齢で検出された中では最も重い系外惑星の集まりが存在することを示している.

4 つの惑星は軌道半径にして 1000 倍の範囲に広がっている.今回の結果は,より年老いた恒星では観測されている,ホットジュピターとより大きな軌道にあるガス惑星との関連が,円盤の初期進化段階で明確に存在していることを示している.

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